MizushitaTaru's blog

興味のあること、自作小説についてのブログです

game>『華ヤカ哉、我ガ一族 黄昏ポウラスタ』をプレイ(2)

おいすー。ポウラスタの2つ目の記事です。
別荘もーど正・勇シナリオ、情報屋もーど、追憶もーどをプレイしてきました。
ネタバレなど気になる方はご注意ください。

どうでもいいことですが、『キネマモザイク』プレイ時のノートを引っ張り出してきたら、正・勇・喜助・進 までしかプレイしていなかったようです。なんでだろう。ポウラスタ最後までプレイできないじゃないか。
そういやプレイ順番も今回とほぼ同じなんですな。本能というのは恐ろしいもので、自分の場合は好きなキャラクターからプレイしてしまう癖があったんだろうと思います。
喜助(情報屋もーど)は物語の詳細なんかを説明されることがあるのでまた話が別ですが。

ミニゲームのこと。

クリアして初めて、今回審査が一切なかったことに気付きました。
本編・キネモザ2作の時は、パラメーター上昇ととある日程までに実行しなければならないコマンドがあったんですよね(だからこそプレイノートつくってたわけなんですが)懐かしい。パラメータ足りないBADエンド回収も楽しかったな、ボロクソに言われて(笑)
ということは今回、パラメータ上げしなくていいってことなんでしょうかね。ミニゲームも完全省略可能という仮説が立つわけで。
あとで試してみよう。

ミニマップのこと。

兄弟たちやお母様たちの会話パターンが一日の中でもイベント後で変化あったり、そもそも不在だったり、かまくらイベントだと庭にかまくら出来てたりするのが芸が細かくて好きです。
かまくら初めて見た時なぜかすごく感動したw雪だるまも作ってくれてよかったのにー(勇が壊した設定だったんだっけ)
勇のイベントで部屋のベッドで寝てるシーンがあったんだけど、布団も(呼吸に合わせて)上下してるし、枕元に軍刀置いてあるしで笑いました。愛情こもってるな~すき。
正イベントでも寝てるシーンあった気がするけど、眼鏡どうだったか覚えてないなあ。ちゃんと観察すればよかった!

収集アイテムのこと。

宮ノ杜ラジオの他に館野家ラジオもあってびっくりしましたw
電話ボイスの収集が一番時間が掛かったけれど、面白かったな。これ本編にも欲しかったなぁ!ww好感度高めじゃなくて低めのゴミ扱いボイス欲しいですね!デレた後の可愛さが分かってるからこそ欲しくなるw

正ルートの感想

もうほとんど正さんとの物語は終わっている、ということを前回の記事でも書いたけど、色んなものの後処理をしている印象だったかなー。
正とはる吉のその後は、周囲に振りまわされつつ、周囲に仲を取り持ってもらいいつつ、という感じで進むんでしょうな。ゆったりしてて好きだよ。子どもが出てこなかったのは逆にびっくりしたなー、なかなか心の準備をしていたのだけれど。

ポウラスタから登場した新キャラクターのことや、玄一郎の考えのことなんかがまだ分かっていたなかったので、なかなかハラハラしながらプレイできたなあ。やっぱり初回プレイは楽しい。

正ルートは正のことだけじゃなくて周囲の人のことも考えられるルートですね。
正の相手をするのは成信ではなくて毅だったのは面白かった。
毅ルートと言っても過言ではないね。
まあさっくり話が終わっちゃったけど、結果、親と子のようでそうでなく、友人関係のようでそうでない、師弟関係でもないし敵でもないし……どんなカテゴリ分けもできそうにない、不思議な関係に落ち着いたなあと思います。しかし、35歳と13歳か……。

毅は宮ノ杜兄弟一人一人で描いていたテーマの色んなものを背負わされている役柄なのかな、とこの時は思いました(勇、喜助ルートで色々と考えが変わったんだけど)
兄弟たちに自分自身を、周りの存在を、玄一郎のことを考えさせるために配置されたキャラクターなのかなあ、と。佐伯や加山のような前々作・前作とは全く違う立ち位置にいるからね。

例えば正は、成信の長男だった毅と同じ境遇ではあるのですよね。
毅を見ていて幼い頃の自分自身を見ているようでもあるし、兄弟を見ているようでもある。彼を見ていて自分を振り返ったりできたんじゃないかなあ。何がいい・何が正しいとは価値観の違いの問題であり、言い切れないけれど、『毅にとっては』『いい』変化が起きたのかなあ。
正にとってはそんな意識ないだろうけれど、結果人生の師になっているよな。

恋愛イベントの話。
正様に膝枕だと!何が起きたのか一瞬分からなかったよ。スチルありがとうかわいいです。これはまったく予想してなかった。突然甘えてくる正様……だと……うへへ。いいもん見たぜ。
あと、手袋イベントありがとう!別荘といえば雪合戦だよな!な!

兄弟イベントの話。
今回は飲んだくれたりかまくら作ったり楽しそうな兄弟多くて楽しかったです。仲良しいいなあ。
あとは露天風呂のスチルの肌色率に笑いました。


結末あたりの話。
オチているようでオチてないような。うーん。
スッキリしないのは当主の件が宙ぶらりんになっている所為かもしれません。玄一郎やサナ枝、過去の自分自身からの脱却をしたいのは分かるが、いつまでも宙ぶらりんでいていいのかなと思ってしまいます。
正ルートだと、兄弟全員の話合いで色々と決定していくことになるのでしょうが、トップに立つ人間というのは決めておかなくてはならないんじゃないかな。雅を据えて正と勇で支えるのがベストな予感。家柄で言えば博でもいいけど。
戦後になると財閥解体されるって分かってるから個人的にはキチッとしてくれなくてもいいんだけどもw宮ノ杜兄弟は何年くらいまで生きたのかなあ、なんて考えてしまうね。でもそこまでキチッとしてないんだっけ?大正が長く続く設定なんだっけか……時代設定うろ覚えだからまともな考察もできなくてすいません。でも気になる~。

勇ルートの感想

基本的に正ルートより直球な恋愛だねー。成長したような、してないような、少しは前進したかな?
正ルートで大体の話が掴めたので、とっても安心して物語進めることができたです。おつかいもほぼ終わってたのでサクサク読み終わってしまった。……楽なの嬉しいけど寂しい、という。わがままですがw

勇ルートは毅ではなく成信がお相手。しかも土地屋じゃなくなぜか酒屋もどきの役目をさせられている(笑)もう初期からこいつあんまり関わってこねーや!感がすごい。

軍人だから云々、という話はキャラクター設定からしてやっとかなきゃいけない話ですよね。もう少しつっこんでくれてもよかったけれど、まだ結婚のことも自覚していない彼らだと無理かね。軍部を関わらせたシリアスな勇の長編とか読んでみたいぜ…。絶対重いし暗いけどな。
戦争のその後を知っている身としては、あまり単純に萌えることもできないし複雑な気持ちにもなりますが……。

友人キャラというものが勇にはいないんだなあと今回やりながら思ってました。今回は成信が勇と同い年だということもあって、微妙に友人になりそうで……結局ならない、という立ち位置でしたね。
勇の「戦場で判断を誤るからいらない。俺には部下が必要だ」っていうハキハキとした発言は面白いなと思います。ハッキリと自分の価値観を言葉で表してくれるので好きだなー。分かりやすい、理解しやすい、ってキャラクターとしての魅力にあふれていると思う。反応が面白いし好きだw

恋愛イベントのこと。
ちょっと痛い目を見せようとして冷たく当たってみて、後で兄弟たちにサイテー!って言われてから慌てて謝りに行くイベント萌えました。勇が自害って言うとシャレになんねえぜ。
わーい、看病イベントだー!勇看病はキネモザ以来ですね。やっぱり、あーんは萌える。あーんて言われた後の動揺と葛藤が萌える。
その後の勇「慣れればどうということはあるまい」には声に出して笑った。声に出して言ってみたい日本語。
同室だからか正様もいっぱい出てきて(うっかりイチャイチャを見てしまうパターンで)正様好きとしてはとっても嬉しかったです(小学生並の感想)
あとは雪だるまイベントもっと長く見たかったなあ。兄弟全員でってイベントはやっぱり面白いです。

喜助ルートの感想

いやー喜助とはるちゃんやっぱり良いわ。何が良いって同等ならではの良さが全部出てるところね!じれったくて周りがつい口を出したくなる感じね!!!萌えが詰まっててニヤニヤしました。

成信と玄一郎。
食事会イベントすごく面白い。
腹の探り合いのようで実力差がある、成信に相手をしてやってる玄一郎様のかっこよさたるや。
でも成信の言い分意味分かんないよねww 要約すると金くれってことだよね。玄一郎に何の得もないんですが。よく分からないけど、政界ってこんななんかな。いや、玄一郎のその後があるなら出資したんだろうか。でも成信だしなあ……。メリット生まれるの何年後よ?
成信が『玄一郎の若い頃に似て非なる者』という発言があってなるほどなと思った。やっぱり成信が玄一郎的な立ち位置で、毅が正的な立ち位置にもなり得る(だがそうはならない)という感じでしょうか。館野親子は時の流れ、時代の変化を告げる役割なのかな。玄一郎が逝った後、宮ノ杜が衰退していくことへの暗示のようにも見えるけれど……。どうだろう。あまりいい方向へ向かいそうにない(けれど明言はされない)ところがすごくテンション上がるなあ。
宮ノ杜との比較ではなくて、成信自身のことも色々考えたいけど、正ルートの毅ほどの魅力がないんだよなー。退き際がアッサリしてるからかな。館野の玄一郎に働きかけたタイミングについての発言も色々あったけれど、前作の玄一郎のわけのわからなさに比べるとあんまりなあ……。誰かのルートでもっと魅力的な立ち回りして欲しいけど、まあ老獪なキャラではないし分かりやすく、若々しい野心家ってキャラでいいのかな。

喜助へのラストの依頼。
別れとしての依頼なのかなと思ったけれど、なるほどなあ。喜助が敢えて調べることのメリットなんて考えてなかったな。面白いですー
玄一郎と平助の話なんかもたくさん聞けるし楽しいぜー

恋愛イベントのこと
喜助なんか童顔になった?あと、反応のいちいち可愛いなあ。
でもいちゃいちゃが知らないところで色んなひとに見られてる悲しさと恥ずかしさw
「一緒に行こうな!」「一緒に決めような!」こういう発言が可愛いよなあ。
あとは好感度上下させる選択肢で『喜助さんは私がいないと……』的なのがあって。のび太に対するしずかちゃんみたいだなwと一人笑ってました。
正様や勇のルートでもあったけれど、今回は結婚前の「信頼」「信用」がテーマなんだろうなとやっと気づきました。遅い。喜助とかのルートだと、兄弟たちとの結婚とはまた違って、色々と考えてしまいますな。いつから恋愛というものがあったのだろう、みたいなことも考えてしまうね。性愛ではなく心と心の繋がりである恋愛というもののことだけど。恋愛輸入説?輸入論?だっけそんなのもあったなー

おもち後の兄弟のドタバタはどういうことだったんだろ?ちょっと理解できなかったんだけど、兄弟たちの人格が入れ変わった?ような展開、という解釈でいいんでしょうかw他ルートで何かあるのかなー?

追憶もーど

兄弟達の若い頃のミニイベント集の模様。
あー、CG閲覧モードみたいだなーと再生したあとびっくりした。

た、立ち絵があるだと……!!!全員分の若い頃の立ち絵があるだと……!!
ひねくれる前の純真なショタ雅ハァハァハァ!!
主人公に出会う前の兄弟は、ちょっと問題がある皆さんたちなんで、手放しに楽しい!といえないけれど、本編にも関わってくるイベントばかりで、ちゃんと描かれてとっても嬉しい。

兄弟達全員と比べると、勇は、一人でも大丈夫だなと確信したね。あいつ一番楽しそうだ。『一人』であることになにも疑問を持っていないところが悲しいといえば悲しいのだろうか。

一番興奮したのは正様(好きキャラなので仕方ないね!)
イベントタイトル勝手につけるとするなら『はじめてのめがね』。いやあ、たまらん!見えなくて目細めてるんだろうなとか目頭押さえてるんだろうなとか、眉間やこめかみ揉んだりしてんのかなとか考えるともうたまらん!(妄想乙)
いや面白かった。ありがとうございます。




さて。次どうしようかなー。
進シナリオをプレイするか、キネマモザイクに戻ってコンプ並びに復習してくるか迷います。