MizushitaTaru's blog

興味のあること、自作小説についてのブログです

movie>感想 最近観た映画(オール・ユー・ニード・イズ・キル/ダイバージェント/トランセンデンス)

こんにちは、水下です。
今月入ってから観た映画、三本の感想です。
ネタバレ、一切考慮していませんので、観る予定のある方はご注意です。



オール・ユー・ニード・イズ・キル

面白かったー。
2D字幕と、3D吹き替え一回ずつ、計二回見ました。
原作は読了済。何年前なのかすら思い出せないくらい前ですが。五年前くらいかなあ…
改めて読み直して比べてみたいのに、文庫本貸した相手から戻ってきませんw はやく読め。
映画公開に合わせて違うカバーになってたら買いなおしてもいいかなあとか思ってた、という独り言。集英社さんならやると思ってたんですけどね……!


>うろ覚えあらすじ(※THE適当。間違いあったらすみません)
舞台は近未来。
宇宙から知的生命体が地球を侵略しにやってきた!
世界各国はナンチャラ防衛軍(なんだっけかな、EDFじゃなくてっ←それは『地球防衛軍』や)を結成とかしたりして頑張って抵抗している。
ケイジはアメリカ軍所属の広報担当。防衛軍の指揮官の不興を買い、身分を剥奪され脱走兵として前線に送り込まれてしまう。
そのまま戦い方も分からないままに戦死してしまう――が、目覚めると、なぜか戦場へ入る一日前に戻っていた。

同じ戦いを繰り返す・死んでも死ねない、地獄のような事態からどうすれば解放されるのか?
リタ(ヒロイン)を助けられるか?
侵略者から地球は守れるのか?
みたいな話です。


>うろ覚え感想

うろ覚えながら比較すると、
物語の中身は変わってないけれど、キリヤがケイジになったことで、全体の印象としてすごく変わって見えましたね。

主人公もリタも、映画版のほうが好きだなー。分かりやすいハッピーエンド。
主人公が不当な扱いをされた、という描写で地位を剥奪されるというのはなんとなく新しかった。
でもそうかー、そうすると主人公のみじめさとかどうにもならなさが浮き彫りになるんですね。
私この主人公が受ける屈辱のシーンでハアハアしてしまった。あー仮想軍隊萌え。



どちらかというと、吹き替え版のほうがオススメです。
映像に集中できるしね。
リタとの訓練のシーンだけは字幕のが好き。英語の響きっていいですよね。

パワードスーツのアナウンス音声のこと。
字幕版でも日本語の「セーフティモードです」アナウンスが流れててびっくり。
正直いらないなと思ってたんですが、一緒に観に行った方が「このパワードスーツもしかして日本製なんじゃね?」という見方をしてて笑いました。
なるほど、集団的自衛権行使できなかったんで、いつものお金=技術だけ出して兵士は出さないってアレですか!? もしそうだとしたら、ブラックなジョークだぜ……。


あー、ギタイたち可愛かった~。想像と違ったけど。
もっと気持ち悪くてもいいな、と思ってしまったけどホラーゲームのクリーチャに慣れ過ぎでしょうか。

あとは、えーと
なぜかわかりませんが、トム・クルーズがめっちゃ可愛く見えた……!どこにでもいそうな好青年ふうの笑顔が原因か?
そのふつうの青年がね、死→巻き戻しのループを繰り返しているうちに表情がだんだん暗くなって兵士になっていく様が……たまらねえですぐへへ。
そんで、ラスト、むっちゃ可愛かったです。


あ。
ループのうちのあるシーンがどういうシーンなのか分からない、と同行者が言ってましたけど。
うーんどうなんだろ?
かなり分かりやすかったと思うけどなあ。(具体的に分からなかったという相談があったは、戦場へ行かずにバーへと逃げるループのところ)
リタが死ぬのもうみたくなーい!たたかいたくなーい!→たたかわなきゃ(使命感)のところですよね。
主人公がこういう選択肢を取っていたらどういう結末を迎えるのか? という例示のシーンだよーと説明しておいたんですがあってるかな(不安)

この混乱は、『今流れているこのシーンは、タイムループの何回目だよ』、『こうしなかったらこうなるよね~』というのが映像化したときにはうまく伝えきれないせいだったんでしょうか。
「えっ? このループ何回目だったの?」と観客が混乱するシーンはそこじゃねぇ!


ダイバージェント

面白かったけど想像してたのと違った!

近未来の管理システム萌えしに行ったはずなのに、なぜか主人公カップルかわいい萌え!が一番の感想です。なんでだろう(笑)
主人公とその相手役の子の物語しか印象に残らなかったからかな?
もっと色々この世界見てみたかったなあ。


>あらすじ
舞台はとあるシステムによって支配されている街。
人間を『5つの派閥』に分け、それに属さない人間を排除することで、秩序と平和を保つ。
主人公は政治を担う派閥『無欲』の子どもとして生まれ育ってきたが、5つのうちどれでもない『異端者=ダイバージェント』と判断されてしまう。「血よりも派閥を」という言葉に従い、親を捨て『勇敢』の派閥を選ぶ主人公。
『勇敢』に受け入れられるためのさまざまな試練が立ちはだかる。
また、『博学』が『無欲』から政権を奪おうとしていること、『博学』が『異端者』狩りをしていることを知る。

『異端者』としてバレずに、『博学』たちから『無欲』の父母を救えるか? 的な話です。


>感想

サイコパス(※アニメ)的な、ほら、就ける職業が本人の適正テストのみで判断される、あるいはパラノイア的な、コンピュータ様ヤッター!なのかと思ってたんです。私。
でも、意外や意外、コンピュータとか未来ガジェットっていうんでしょうか、は、ほっとんど引っ込んでて目立ってません。
戦う相手も人間、適正テストを管理・判断するのも人間。注射とかもむちゃくちゃアナログでいいですねー!よくわからん注射を受けなきゃいけない恐怖ヤバイですな。
舞台が近未来なのか異世界なのかサッパリなんですが、そんなこたぁどうでもいいんだよ!の精神ですね。うむ。


うーん、なんちゅーか、メインの物語ドレー?的な感じでしょうか。あらすじまとめようとして色々困った(笑)
『イケメンを射止めて、無事外に出ました!』とかざっくりすぎだよね…。

うーん。
家族の絆いいよねーって話だとは思えない……んですよね。多分というか絶対、主人公とフォーのいちゃいちゃがメインだよね。
フォーと父親の確執とか、兄貴さっくり戻ってきてんじゃねーよオイ!とか、戦争ごっこのシーンとか、黒幕と戦うシーンとかもうちょっと見たいなあってシーンがさくっと終わっちゃった。ぐぬぬ


でもね!
主人公とフォーのやりとりはよかったっすよ!!!
主人公カップルのこう、じりっじりっとくっついてく感じすっげえよかったです。王道!かわいい!もー!!もー!!すき!

笑ったやりとり
主人公「いそぎたくないの…」 フォー「もう一回床で寝るよ」
そこで引くのかよフォーwww BL漫画の忍耐強い攻めか!イイネ!


戦う女の子(イケメンとくっつく)が見たい方におすすめします。
もう一回観に行くかなー、それともDVD買おうかー(笑)


トランセンデンス

自分が描く平和で素敵な未来が、他人にとっての良い未来だとは限らない。
どこまでが『人間』で、どこからが超越した『人間以上』なのか?
基準なんて存在しない。人間には限界があって、人間の殻を捨てたなら、きっとどこまでも際限なく突き進んでしまうだろう。
人間の知らない、人類の到達できない高みへ。


>あらすじ

人工知能を作っていた天才科学者ウィルはある日反テクノロジーのテロ組織に襲われる。いったんは一命をとりとめたものの、余命は一ヶ月。
妻はウィルを助けるために、彼の脳を人工知能化することを決意。
無事人工知能化に成功したものの、作業を手伝っていた友人マックスはウィルの変質に気づく。このままでは取り返しのつかないことになる。マックスは作業の中止を訴えるが、夫の復活を喜ぶ彼女は、聞く耳を持たない。

そして。
ネットに繋がった『ウィル』は世界に散らばり自己増殖を繰り返しどんどん進化していく。自分と妻の夢を叶えるために。

人間たちは人間を超越していく未知の存在にどう対処するのか?
みたいな話です。


>感想

面白かったですー。

なんというか、人間代表(マックスくん他)がとった行動については色々言いたいことというか。「おまいら、この選択肢はないんです!?」と思わず叫びたくなる感じでしたが(笑)
誰も悪くないような、誰も悪いような、よくわからん。という感触です。全員の主張も分かるけど、なんか自分と同じ意見というかいい感じの立ち位置の人がいなくてふわふわして見てたっす。
なんだかんだいって、結局『超越』を受け入れちゃうんじゃねーのとか思うんですけどね。うーむ。もうちょっと歩み寄る奴いねーのかな!


ウィルと妻の生活で生前いろいろ出てきてたものを拾いまくってたのは綺麗で好きです。
とくにラスト、好き。
あの銅で囲まれたサンクチュアリの中のひまわり。いいなー。
あの水(ナノテク)の中にウィルがいるのかな~とか思わせますよね。
だって一旦ネットに繋いで、ウィルに感染(ウィルスみたいに言うなw)して、その後スタンドアローンに戻ったパソコンとかなかったんだろうか? ウィルぜったい世界のどっかにいるよねーと思うんですが。まず電気が復旧してないから戻れないのかな。でもその後の世界で電気が復旧したら動き出すような。
あーでもウィル本体じゃなくなるからそれこそ変質したものになっちゃうんかなー。
なんというか、そういう点で、ものすごく心配になるエンディングですよね(笑)


ナノで人体を修復してたシーンと、お手てを作り出してたシーンがお気に入りです。
うむうむ、万能細胞とか再生医療とか、私の中でまさしくこういうイメージだ!
絶対こんなんじゃないってのは分かるけど、想像上の中ではリアリティある(※矛盾)!

科学者の方たちや自分たちが簡単に口にしちゃう『希望ある未来』って、こんなに神様じみたスゲーことやんないと再現不能なのかなあと思ったらなんだか切なくなりました。


一緒に見た人間曰く聖書の話っぽいと。「盲目の人が奇跡を起こしてもらいに来るとか」
たしかに、ウィル死亡→復活だし、神のことも言及してたし。うむむ。
そっち方面の教養がきちんとあったらもっと違う見え方だったのか。
鈍感すぎてもうね…。あー見直したい(こんなんばっかりだw)




それではまた。