MizushitaTaru's blog

興味のあること、自作小説についてのブログです

トラウマな昔話

日本の話って、怖いものが多いですよね。私は幼少時代、子供向けに編集された絵本を読んでいたので、海外のお話にはプラスな印象が多いんですが、日本の昔話だと勧善懲悪の方法がどれだけ簡素化されてもグロいイメージが付きまとっているマイナスな印象があります。(花さかじいさんのわんことか、悲しすぎる)

そんななかでもトラウマな話があります。今でも思い出して怖がっている。
仲のいい兄弟の話。(タイトルは忘れました……確認もしたくないw)


以下、覚えているあらすじ。(※微グロ注意)


貧乏な兄弟は、早くに父母を亡くして、二人で力を合わせて暮らしてきた。仲のいい兄弟で、自分たちで作ったいもを二人で分けて食べていた。
ある日、弟がいもを切り分けて兄に渡した。
それを食べた兄は、大きくておいしいいもだったので、「さぞや(掘りかえし、切り分けた)弟のいもはおいしかっただろう」と思った。
兄は弟を包丁で刺し殺し、腹をさばいた。腹のなかに入っていたのは、いもの小さなかけらだけだった。
兄のいもが大きく、おいしかったのは、弟が全部譲っていたからなのだ。
それを知った兄は悲しくて泣いた。


……という。
なんというか、もう、どうしようもないですよね。
私ケーキとかピザとかを、いびつに切り分けるたびにこの話思い出します(笑)トラウマってそういうもんですよね……




昔話はけっこう別の地域でも同じような流れをすることがあって面白いですよね。
黄泉の国に妻を迎えに行って……とか、
三枚のおふだ的な、3つのアイテムで、山姥(あるいは魔女)どうにかする……とか。
こういう流れを調べるのって民俗伝承学かな。調べるの楽しそうですよねー。