MizushitaTaru's blog

興味のあること、自作小説についてのブログです

game>感想 『咎狗の血TrueBlood』/『チェリーブロッサム』

こんにちは!水下です。
ノートに手書きで自作小説のキャラクターを動かすという黒歴史をいまだに続けている今日この頃ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

さて、前回ちょっぴり話題に出した『咎狗の血TrueBlood』(PS2版)と、懐かしい香りの初期BLゲーチェリーブロッサム』(PS2版)について記事を書きます。
2本とも思ったよりサクサクプレイできてしまったので拍子抜け。


※以下BLゲーム話題有り、ボーイズラブの話題が苦手な方は回避お願いします。
※ネタバレ考慮していないのでご注意ください

『咎狗の血TrueBlood』

第三次世界大戦後の退廃した世界の、ニホンを舞台にした物語。
暴力的描写、戦闘描写、暗め、ややブッとんだセクシャル表現などなど、ハードめ。流血、鬱グロ死ネタが苦手な方はご注意。
ボーイズラブなのか、他者同士が理解し合うための行き過ぎた交流なのか、断言できない辺りが面白いです。

共通ルートから個別ルートへ分岐する王道形式のADV。
確かにどの場面で誰に対する影響のある選択肢かはわかるんだけど、選択肢が思った以上に少なくて、初回プレイ時はもう分岐してしまった!という驚きが強かったです。各キャラ2つくらい?全場面で誰に味方するかという形ではなくて、個別に選択肢用意されている感じですね。攻略とっても簡単でした(笑)

攻略キャラは5人+隠し1人。初回プレイ時は共通ルートもあったので平均的な長さだなという印象。各キャラクターエピソードはやや短めかな。
PS2版だと新キャラクター『ユキヒト』を攻略できます。このキャラクターがPS2用なのは、うん、なんとなく分かるw色々と妄想しがいのあるエンディングとてもよかったです。
しかし、PS2版では処刑人エンドが無いとか、プレイして初めて知ったので切なかったです。PC版買うか…。

思い入れのあるキャラクターがいると、きっともう他のキャラクターエンドにいけないだろうというくらい、キャラエンドごとにアキラ(主人公)の未来が変わるのが楽しかったです。こんな未来もあるアキラがこのエンドではこうなっちゃうのね!という楽しみ方をしていました。
攻略キャラクターの選ぶ未来に流されていくさまは、主人公の主体性の無さのように思えるけれど、主人公にとって『人と関わり合って生きていく』と決めたのが初めてなのだから、そうなってしまうのは当然なんですよね。アキラのキャラ造形だからこそ納得できるなーと思いました。


好きなキャラクターはケイスケ、グンジ。

ケイスケは大型わんこ体質といい、小さな幸せを噛み締めるタイプといい、下僕体質といい(笑)、ケイスケ→→→→アキラの関係性がツボです。
アニメを途中まで見てたので、ケイスケがヤンデレだというのは知ってたんですけれど、文字とグラフィックと音声で体感する変化の差、堪能しました。とてもよかったです。
いちいち私のツボを押しまくるので、萌え悶えながらプレイしていました。アキラへの想いを理解したエピソードもツボ。BLの王道街道を行くカップリングですね。

グンジはセリフや容姿、単体キャラ萌えです。グンジかわいいよグンジ。セリフ集をエンドレスで聞きたい。一番好きなのは「シキティー追いかけてたらウサちゃんみっけ~~~」からの一連の流れかな。「ウサウサ?」
エロのプレイシチュエーションで言うなら、飼い殺しエンドのシキ様が一番好みかな!(満面の笑みで)
なんか嗜好バレバレで恥ずかしいな(笑)

あとはカズイがやたら萌えると思ったら平川さんボイスだったので妙に納得。


しかし、リンエンド見ないとシキルートにいけないという謎仕様はちょっとよくわかりまへんでした。制限かけたい理由は分かるけど、個別ルートで真相判明したほうが個人的にはびっくりしたとおもうんだけどなあ。
nが全員エンド後にふさわしいエンドだったからこそ、シキティー攻略の条件はしっくりこなかったなー。



>『チェリーブロッサム
ぽややーん系おっとり主人公が、生徒会メンバーと先生と交流し、デートし、カップルになるまでの物語。
ストーリーとしては、『差出人不明のメール』の差出人は誰なんだろう?という、『謎』の解明…かな?
いや、全体的なストーリーなんていいんだ、このゲームはキャラに萌えろ! 考えるな、感じろ!

パラメーター上げ要素もあるシュミレーションゲーム。狙ったキャラクターの注目パラを達成させ、行事でキャラを選び、デートを重ねれば簡単に攻略できます。先生キャラだけ慣れないとノーマルエンドになるかなーくらい(※初回プレイ時になりました。笑)の難易度。
攻略キャラは生徒三人(先輩、同級生、後輩)+先生一人+隠し二人。
各キャラクターのシナリオも共通ルートのシナリオもあっさりめです。
あまりこれといったストーリーはありません。キャラ萌えが出来なければあまりにもあっけなさすぎてきっとソフトをぶん投げたくなるかもしれないのでご注意。
ネタバレですが、女装イベントが苦手な方はご注意ください。

システムとしてこのソフトで秀逸なのは『積極度』というパラメータです。
プレイ前は主人公の攻め/受け変化パラメータだと理解していたのですが。
実際プレイしてみると内気なぽややーん系主人公が少しだけ成長して、相手のことを積極的に考えて行動を起こせるようになったかな、くらいの感触です。
たしかに積極度の高いときにおきるイベントの主人公のほうが攻めっぽいし、積極度の低いときにおきるイベントの主人公が受けっぽいという感覚は分かるけれど、私的にはどうとでも取れておいしいな!と思いました。
個人的に攻め受けというのは、どちらがどちらにいれるか(せいいっぱいのボカシ表現)の段まで決定しないものだと考えているので、キャラクターの関係性の幅が増えているように思えてなかなか一粒で二度おいしい!な気分です。少しだけ積極的に関わると、また違った顔を見せてくれるキャラクターね!パラメータ関係するイベントがもっとあれば!!!!!!!
このパラメータ採用したBLゲー、またでないかな。類似のもので、小悪魔天使(GS3プレミアム)やら草食肉食(ストラバ2)やらあるか……いや、BLゲーであることに意味があるんだ!!!


このソフトは告白されるまでの経緯を描いた物語ではあるんですが、最初から好感度マックス状態というか、おまえいつこいつに惚れたんだよという恋愛ゲームの命題をゲーム内で理由づけることが出来ていないような気がとってもするんですよね。
……初回デートから『デートだ、ドキドキ』ってなんなんだおい!www友情状態→恋愛への移行がないことに笑ってしまいました。乙女ゲームだったらいいけど、お前ら男同士なんだから最初はお友達関係から始めていいんじゃないのかね。

でもそういうツッコミどころを堪えてみれば、各デートのいちゃいちゃっぷりとか、クリスマスデートの別れ際のキャラごとの仕草とか、攻略キャラ二人ずつのライバルイベント(その後関係性に変化なしな無意味イベント☆)なんか、萌えがちょいちょい散りばめられてていいんですよ。ツッコミどころがもっと少なければ諸手をあげて薦められるのになあ。だから悔しいのかなw
エピソードにちょいちょい萌えるからこそ…こうっ…もっと高い基準を求めてしまいます。


好きなキャラクターは、高耶と芦原先生。

高耶はぶっきらぼうで不器用だけどとても優しい男の子。そして超甘党で妹の面倒見のいいお兄ちゃん。主人公とのやりとりが超かわいくて萌え。
知りたいエピソードとかいっぱいあるのにさらりとキャラクター紹介されただけでエンディングに行ってしまって泣いた。もっと高耶といちゃいちゃする主人公見たかった……。
超絶ネタバレですが、後日談で主人公「たぁくん」高耶「さぁちゃん」と呼び合う仲になってて真面目に目と耳を疑いました。ど、ど、どうしてそうなっ…経緯を教え…っええ!?
この衝撃のエンディングを見た日の夜は、たぁくんさぁちゃんにいたるまでの妄想で眠れなかったですwww
高耶×早月(主人公)の長編小説、ください。いやむしろ書くべきなのか!?

芦原先生は飄々と大人ぶってる不良教師。心はまだまだ子供だったりして、意地悪されたりからかわれたりした次の日に、こっちが心配してしまう一面もあったりしてもうなんか、先生キャラとして完璧だと思いました。酔っ払いの演技もかわいかったっす。
早月に思いっきり甘える芦原先生だけで飯が食える。いやむしろおなかがいっぱいだ。個人的には攻め受けどっちもイケる。
芦原先生ルートのシナリオの流れはとても好きです。先生相手だから友達関係であるはずがないわけで、最初から好き好きまっしぐらな気持ちも理解できるのかなーと自己分析。あんまり先生と二人で遊ぶというシチュエーションはないですもんね。卒業式前の研修行く理由がたまらなく好きです。
個人的にはメールの差出人が誰かより、芦原先生がサーバー管理をしていることの理由のほうがずっと判明できてうれしかったしすっきりしました(笑)興味の差か。
気になる点?伏線?といえば、薫とのライバルイベントで昔なにか問題を起こしたという発言があったけど、具体的になにがあったのかということは出てこなくて、それがすごーーーーく気にはなってますね(笑)

もし興味のある方はプレイご検討ください。芦原先生はちょーかわいいです。幼馴染も萌えシチュが詰まってました。あと高耶の妹と妹の友達可愛すぎ。ようじょゲーでもあるんだぜすごいだろう。


それではまた。